2015年

2015年あき号【特集】だから今、自然なお産を語ろう!

#272

2015年あき号【特集】だから、「自然なお産」を語ろう!
〜きくちさかえさんとインタビュー『みんなのお産』から考えたことと〜

 きくちさかえさん、自然育児友の会の会報で登場いただくのは初めてかもしれません。27年間、出産準備のための「マタニティ・クラス」を主宰され、お産に関する著書も多数。大学院で学ばれたり、他のお仕事をされたりで、お産から少しはなれていらしたきくちさんが、『みんなのお産』を出版されたのは昨年のこと。私も、久しぶりにお話しながら、『みんなのお産』のメッセージや今のお産状況から、あらためて「自然なお産」について考えてみました。


『みんなのお産産といのち」』

きくちさかえさんが、3.11後にあらためてお産と向き合いながら、39人の当事者、被災者、支援者、研究者、哲学者、助産師、医師と会い、話を聴いてまとめた映像と本。「3.11後、『いのち』という言葉はさまざまな方面で語られてきました。それは、自然災害や放射能の問題など、『いのち』が脅かされる危機感が、社会の中で広がっていることの現われのように感じられます。そうした今、改めてお産について考えてみたいと思いました。」きくちさんによる赤ちゃんの写真がいと
おしいいのちをそのまま感じさせてくれます。(2014年6月

きくちさかえさんプロフィール

自らの出産を機に、マタニティ・コーディネーターとして1984〜2010年まで「マタニティ・クラス」、マタニティ・ヨガのクラスで指導をされていました。48歳で大学院に進学し、5年間学んだのちに、「変容する出産身体」について論文を書かれたそうです。元法務大臣政策秘書を経て、現在は、八ヶ岳山麓に移り住み、出産育児の当事者支援の研究や、YOGAクラスでの指導、畑作業などを行っておられるとか。出産育児環境研究会代表。日本写真協会会員。他、研究員、大学講師などもされています。著書『お産のレシピ』(学陽書房)、『卵子ストーリィ』(小学館)、『うまれるいのち つながるいのち』(実業之日本社)など多数。共訳の『ニュー・アクティブ・バース』や『バース・リボーン よみがえる出産』(共に現代書館)は、私の妊婦時代の愛読書でした。



2015あき号 272号<もくじ>
■特集 5
【特集】だから、「自然なお産」を語ろう!
〜きくちさかえさんとインタビュー『みんなのお産』から考えたことと〜

■連載
自分も生まれる旅 Sentio uterus Vol.3
有砂山…… 2

バックナンバーのお申込みは、下の「カートにいれる」からお手続きください。